セールステックハブ編集部が、多忙な営業パーソン向けに1週間の「営業」にまつわる話題を中心に、最新のビジネスニュースを集めて、独断と偏見でランキング形式にしてまとめてご紹介します。
3位:個室の快適さはオフィス以上?「ネットカフェでテレワーク」体験者たちの感想
元記事:マネーポスト
10都府県で緊急事態宣言が2021年3月7日まで延長された。
テレワークを導入している企業も多いが、自宅での仕事環境を整えられない人も多く、なかにはネットカフェで仕事をしている人たちもいる。娯楽のイメージが強いが、コロナ禍では感染対策がとられ、Wi-FiはもちろんOfficeソフトが入ったPCや複合機、完全防音個室を設ける店舗もあるなど、オフィスとしても機能している。
もちろんセキュリティ上、自分のPCでなければならない人はノートPC持ち込みだ。
都内在住、IT企業社員のAさん(40代男性)は、育児休業中の妻との距離感を保つため、週3でネットカフェで仕事をしている。1日あたり約2000円前後の負担になるが、テレワーク手当として月2万円が支給されているため、自己負担は1万円程度。個室の快適さは「もはやオフィス以上」と評する。
メーカー勤務のBさん(30代男性)は、出社と在宅勤務が半々の勤務スタイルだが、在宅勤務日をネットカフェで過ごすことで、仕事が楽しくなったという。家で一人ぼっちで作業していると虚しくなり自分には向いていないと感じていたが、ネットカフェなら適度な緊張感も息抜きもできる。
PR代理店勤務のCさん(20代女性)は、週末にネットカフェのナイトパックを利用し、朝まで過ごすことも多いという。もともと金曜日は溜まった仕事を片付ける残業デーとして働いていたため、今ではネットカフェのナイトパックを活用。ゆっくり仕事を片づけた後、漫画を読みふけったり、DVDを楽しんだりしているという。
仕事に集中したい人はもちろん、ほどほどに息抜きにしたい人にも重宝されているようだ。
2位:日本の営業に関する意識・実態調査2021の結果をHubSpotが発表
元記事:hubspot
CRMプラットフォームを提供するHubSpot Japan株式会社が、先行き不透明な「ニューノーマル」における営業のあり方のヒントを提供することを目的として、日本の営業組織を対象に第2回目となる意識・実態調査を実施した。
【調査対象】
1. ビジネスシーンにおける「売り手」
経営者・役員515名、法人営業組織の責任者515名、法人営業担当者515名(※個人事業に近い企業や大企業の回答を省くため従業員数51名〜5,000名に絞って調査)
2. ビジネスシーンで商品やサービスの「買い手」
経営者/役員/会社員309名
【調査結果】(一部抜粋)
● 日本の法人営業担当者は働く時間の20.2%(年間約6,650億円に相当)が「ムダ」と回答
無駄と感じる業務の1位は「社内会議(50.3%)」、2位が「社内報告業務(39.3%)」。また、顧客の属性や自社とのやりとりなどを記録する「顧客管理」の方法は3社に1社(35.5%)が「明確ではない・わからない」という「やみくも営業」状態にあり、課題が依然根強いことが分かった。
● リモート営業時代の課題は「コミュニケーション」。「自分の業種でも意外にリモート営業が可能だった(63.3%)」一方、「孤独感を感じる」声も
法人営業組織におけるテレワーク導入率は54.4%で、うち77.0%は直近1年以内に導入。一方で電話・メール・DM・ビデオ会議などを用いたリモート営業の導入率は36.4%で、「出社日にまとめて商談を行う」など働く場所に応じた業務内容の選択がされていると推測。
リモート営業導入前後の気持ちの変化は「以前は訪問型営業が当たり前だったが、当たり前ではなくなった(74.2%)」、「今まで自分の業種はインサイドセールス(リモート営業)ができないと思っていたが意外に可能だった(63.3%)」など肯定的な声が目立った。
● 買い手が考える「好ましい営業スタイル」は、この1年でリモート営業が訪問型営業を逆転して上回る形にシフト。依然として訪問型営業を好む売り手側とのギャップが広がった
買い手側は2020年12月時点で「リモート営業が好ましい」と考える人(38.5%)が「訪問型営業が好ましい」と考える人( 35.0%)を上回った。丁度1年前は各21.0%、53.7%だったため、1年間で買い手側の意識が逆転し、リモート営業に好感を持つ人が多くなったことがわかる。
さらに「訪問型営業が好ましい」の回答理由は1位「訪問型営業の方が成約率が高いと思うから(45.0%)」、2位「訪問しないと誠意が見せられないと思うから(36.1%)」だったが、一方で、買い手が「どのような営業担当者が買い手にとって誠意のある営業担当者であると思うか」の回答1位は「できないことを明確に伝えてくれる(47.9%)」となり、「足を運び、対面で話してくれる」は23.9%に留まった。
1位:コロナ禍の“対面営業”困難 「歩合重視」見直しへ 明治安田生命
元記事:FNNプライムオンライン
明治安田生命が、およそ3万6,000人の営業職員を対象に、毎月の給与をいわゆる「歩合制」から「全額固定給」に2022年度から切り替える方向で調整していることがわかった。
コロナ禍で対面営業のハードルが上がったことを背景に、不安定な毎月の収入を安定させ、人材の確保と定着を図ることを目的とする。
従来の給与は固定給+歩合給でボーナスは年2回だったが、新体系では、歩合給部分を固定で支給する全額固定給になる。1人あたりの毎月の給与はこれまでと同水準を保つが、ボーナスは年4回に増やすという。
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以上、今週のセールスニュースまとめランキングでした!